音響システム構成とスタッフ役割説明
- 音響システムの機材構成
メインシステム
- メインスピーカー：会場全体に音を届けるための主要スピーカー
- サブウーファー：低音域を補強するスピーカー
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- モニタースピーカー：演者が自分の音を確認するためのスピーカー
音声入力機材
- マイクロフォン：ボーカル、楽器、司会用など
- DIボックス：楽器のライン信号をミキサーに適した形に変換
- ワイヤレスシステム：無線マイクやインイヤーモニター用
音声処理機材
- ミキサー（コンソール）：各入力音を調整・ミックスする中心機材
- イコライザー：周波数帯域を調整し音質を整える
- コンプレッサー/リミッター：音量のバランスを制御
- エフェクター：リバーブやディレイなどの効果を付加
信号伝送・電源
- マルチケーブル/ステージボックス：ステージからミキサーまでの信号伝送
- アンプ：スピーカーを駆動するための増幅装置
- 電源装置：安定した電源供給を確保
- 音響スタッフの役割
音響監督（サウンドディレクター）
- 全体の音響プランを設計
- 機材構成や配置の決定
- スタッフの役割分担と進行管理
フロントエンジニア（FOHエンジニア）
- 客席側の音を調整
- ミキサーを操作し、全体のバランスを管理
- 会場の特性に合わせた音作りを実施
モニターエンジニア
- 演者用モニターの音を調整
- 各演者の希望に応じたモニターミックスを作成
- インイヤーモニターやステージモニターの管理
システムエンジニア
- 機材の設置・配線・動作確認
- 音響システム全体の安定稼働を監視
- トラブルシューティング対応
アシスタント/ステージスタッフ
- マイクやケーブルの設置・交換
- 機材の搬入・搬出
- 演者の入れ替え時のサポート
- 運用フロー（例）
- 事前準備：機材リスト作成、会場図面確認、音響プラン設計
- 仕込み：機材搬入、設置、配線、動作確認
- リハーサル：音量・音質調整、モニターバランス確認
- 本番：演奏や進行に合わせたリアルタイム調整
- 撤収：機材の片付け、搬出、点検
- 補足情報
- 会場規模やイベント内容により機材構成やスタッフ人数は変動
- 小規模イベントでは1人が複数役割を兼任する場合もある
- 大規模イベントでは専門分化が進み、より多くのスタッフが関与
関連情報
